春のにおい by たわふ
かう かう かう...
と聞こえる。見上げると、大きな鳥が飛んでいる。
「白鳥が帰っていくんだ」とおじさんが教えてくれる。
ずいぶん空高く遠くに、飛んでいるのに
鳴き声がよく聞こえる。たくさん飛んでいる。
(毎年みているけど、見るたび、我が家の上を旋回する姿がこれを思い出す)
シュタイナーが渡り鳥について
「鳥の飛翔については、本に書かれています。しかし真実は、鳥たち自身がこの秋と春の大きな渡りの際に、われわれの地球の空気層全体における非常に繊細なにおいの分布に従っているということなのです。ツバメは、嗅覚器官によって南や北に導かれるのです。
われわれのところに春がくると、ツバメにとっていやなにおいが下のほうで再び始まります。繊細な春の香りが南の彼らのところに向ってやってきます。すると、彼らは北を目指して飛んでいくのです。地球は本来、全く生きいきした存在であるというのは実際のそのとおりで、ほかの存在はそれに属しているのです。」(「健康と病気について」P197)
白鳥にとっていやなにおい「春」がきているのだろう。
たしかに かう かう かう・・・を聞くと
暖かくなってくる。
今日から一週間後までの天気予報を見ても
最高気温がマイナスになることがないようだ。(北海道伊達市)
北に向う白鳥とは逆に、南に去る人は
「春」はいいにおいに感じるているのだろう。
Edited by たわふ 2009-03-05 14:02:54
Last Modified 2009-03-05 18:34:51